JAPANESE TEA UJI GYOKURO
TAMAUSAGI
古くから茶の生産地として知られる宇治。そこには忠実に裏づけされた歴史があります。
宇治の地で茶の栽培が始まったのは、鎌倉時代後期から。
その当時から、茶の栽培に適した地であったため、
室町時代初期には早くも天皇や将軍家が愛飲するトップブランド茶となります。
茶農家が切磋琢磨し続け、江戸時代中期には現在の煎茶製法の始まりとなる宇治製法を発明し、
江戸の煎茶ブームを巻き起こすことになりました。
その後、江戸時代後期に玉露が誕生。
名前の由来は諸説ありますが、玉露独特の旨みが玉の露のようだから、という説もあるほど
その香りと風味は、多くの日本人を唸らせてきました。
玉兎（たまうさぎ）は、そんな日本茶の故郷とも言える宇治から
玉露の美味しさを手軽に楽しんで頂けるようにと誕生しました。
そのためには、この宇治の地から。
八世紀を超える宇治茶の歴史に、新しいボトルドリンクをご提案します。
急須でお茶を淹れられる方が少なく感じられるようになり、手軽に飲んでいただける方法が増える中、宇治茶に携わる者として「本物のお茶の味」が忘れられていくような危機感を感じていました。
時を同じくして、京都の日本料理人の方々からも「日本料理に合うソフトドリンクがない」との声を聞きました。
お客様にご注文いただいた際にさっと出すことができ、京都の日本料理の格式にかなう。
そんなドリンクをつくることを決意し、共同開発をする運びとなりました。
粋を極めた京料理の繊細な味わいに合う茶、となれば
日本茶の最高峰の「玉露」です。
ただ、玉露をそのまま再現するには、幾多もの高い壁が存在していました。
淹れたての玉露の旨味と覆い香をそのまま瓶に詰める、
私たちの挑戦が始まりました。
試行錯誤を重ねること、3年。
飲料化する技術的な面で幾度となく開発に暗雲がたちこめましたが、
厳正された茶葉と高い製茶技術により、味のプロフェッショナルも認める
至極の「宇治玉露」ドリンクが完成しました。
品質を保つため遮光瓶を使用。風味を逃がしません。
宇治の製茶技術の至高ともいわれる「宇治玉露」。
覆い下で栽培された茶葉を摘み蒸した後、揉みあげたお茶で、まったりとした甘み・旨みと、
青海苔のようないわゆる「覆い香」が楽しめます。
玉露特有の甘み・旨みはリラックス成分といわれる「テアニン」に由来。
低温でじっくり淹れることで旨みが溶け出し、
リラクゼーション効果があると言われています。
玉兎は、京都の長い歴史の中で伝承される宇治茶の製法から生まれた
「宇治玉露」を使用しております。
厳選された茶葉と高い製茶技術から生まれた至高のお茶は、
極上の覆い香と風味豊かな旨味を堪能していただけます。
食前の乾杯に、ノンアルコールで楽しむ方は「玉兎」を。
食事とともに、繊細な料理の旨みを引き立てる「玉兎」を。
食後の一杯に、さわやかな後味がすがすがしい「玉兎」を。
玉兎の持つ旨味が至福の時間を提供いたします。
京都府・（公社）京都府茶業会議所・京都府茶協同組合 共同開発
かつて宇治は、「菟道」と書いて「うじ」と呼ばれていました。
宇治の地の守り神、菟道稚郎子命（うじのわきいらつこのみこと）を兎が
道案内したという伝説から宇治上神社や宇治神社では兎のモチーフが使われ、兎は宇治にとって非常に縁の深いいきものです。そこで、玉露の「玉」の字と組み合わせ【玉兎（たまうさぎ）】と命名。
「玉兎」は、月の中に兎がすむという言い伝えから、月の異称として使われる言葉です。また、玉露の茶葉は収穫前にあえて日光を遮る栽培方法によって渋みが少なく、旨みが豊富な味になります。
日光（太陽）の対極にある「月」は、その独特な栽培方法を表現する
モチーフとして相応しいと考えます。
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京都府茶協同組合
京都府宇治市宇治折居25番茶業センター内
TEL 0774-23-7711
FAX 0774-23-7732
